Yです。最近、テレビでシミーズという言葉を聞く機会が何度かありました。シミーズ、シュミーズというのが正しいらしいですが、元々はフランス語のchemise から来た言い方にようです。フランス語のChemiseは下着というよりもシャツのことを指した言葉らしいですが、下着の物も含まれた言い方のようです。
テレビで、昨日さだまさしさんの番組で、今では死語となった言葉を紹介するコーナーで「シミーズ」を取り上げてました。会場で見ている女性の観客に「シミーズってわかります?」って聞いていましたが、シーンとした反応で何かわからないという感じでした(最も会場には年配の女性もおられたので、その人たちは知ってるでしょうと思ってましたが)。
それからタレントのケンドーコバヤシさんが良く昔のたこ焼き屋やお好み焼き屋さんの話をした時に、「昔は夏になるとおばちゃんがシミーズ1枚でたこ焼き焼いてた」と言ってました。彼は時々これを言いますが。いくらなんでもそんなことはないだろうと思いながらも、確かに昔はそんなことあったかもと思います。
それでシミーズですが、それはスリップの事ですがいつからそう変わったのかなと思います。私も高校生ぐらいまで、ラン型(ラウンド型)の物がシミーズでストラップで吊った形の物をスリップというと思っていました。
思えば、今はそのスリップすらなくなりつつあるわけですね。女性がシミーズと言ってもわからないだけではなく、もうすでにスリップと言ってもわからない状態になってきているんですね。
子供の頃はみんなラウンド型の物でしたのでシミーズと言っていた覚えがあります。今のは子供でもシミーズすら着ないのですね。
女性の下着はこのシミーズやスリップに代表されるようにナイロン素材のスベスベする下着というイメージがありますが、今ではショーツ以外にはそういう下着を着ていないという事ですかね。女性はそう思わないのかもしれませんが、なんともったいないことになっているのかなと思います。子供の頃からでも、スカートの裏側にひっそりと存在するナイロンとレースのフリフリを日常的に身につけ、成長と共にドレッシーな物に変化していくということはないのですね。
Cは子供の頃は上半身が綿で下半身がナイロンのシミーズをお母さんから着せられていたそうです。冬になると上半身は七分袖くらいの綿素材でやはり下半身だけナイロン素材の物を着せられていたそうです。
私は、こうやって文章にした場合にシミーズとかスリップと書くことに抵抗はないですが、いまだに自分の口で言葉としてシミーズとかスリップってちょっと恥ずかしいというか言いずらい感じがあります。なぜかわかりませんが、多分自分の中のシミーズやスリップに対する憧れみたいな意識が、それを口にする時に他の人にバレてしまう怖さみたいなものがある気がします。
Cは私のそういう部分を理解しています。だから私と会うときは意識をして「スリップ」という言葉を口にします。そして、それを意識して私に向けて言葉にします。「今日はどんな
スリップを着たいの?」、「今日もスリップ着たいのね、わかっているわよ」、「スリップ着せてあげるわよ」、「スリップ着たいのね、Hねえいつも」、「あなた今スリップ着ているのよ、着たかったんでしょ?嬉しいわね」、「スリップ良く似合うわよ。不思議とあなたは違和感ないわねえ」、「自分で口にしてごらんなさい、スリップ着たいって」、「今度はスーツの下にスリップ着てくるのよ。そして一緒に飲みにいきましょう。そしたら、そこの女の子に、この人スリップが好きで着てるのよと言ってあげる」などなど。そういう言葉が私の意識を刺激するのを良く知っています。そういう人私以外にもきっといますよね。
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