Yです。私は大学受験に失敗して1年間浪人生活を送りました。その時一年間予備校に通いました。その予備校は大手の予備校の分校として私の地元にオープンして、その最初の年でした。
そういう事でしたので少し小さな規模で、予備校生と事務員との距離も割と近い関係になりました。
その中で私のクラスを主に担当する女性の事務員のお姉さんがいました。お姉さんといっても年齢は丁度30歳くらいの人でしたが、我々からみたらお姉さんという存在の人でした。
事務員でしたので白いブラウスに膝丈のタイトスカート、そしてベストという制服を着ていました。髪は少しショートで凄い美人というわけではありませんでしたが、笑顔の素敵な感じの良い人でした。
そんなわけで重苦しい気分になりがちな浪人生活も、この方に会えるのが楽しみで予備校に通う感じもありました。
ある時、模擬テストがあり、この方が監視役で前に座ってました。我々がテストに取り組んでいる間、彼女は机の上で事務作業をしています。ふと、目線を下におろすと、なんとスカートから白いレースが見えています。膝丈のタイトスカートが少しずれ上がり、スリップのレースが見えていたのでした。
こうなるとテストどころではありません。そちらが気になって集中出来ません。本番の試験ではなく、模擬テストで良かったです。
彼女はそれに気がつかずに、自分の作業に集中しています。その間もずーっと白いレースが見えています。結局テストが終わり、彼女が立ち上がるまで見えていました。
それから、彼女を見る目が変わりました。
この人はスリップを着ているんだと思うと、今まで以上に彼女と話す時間を増やしていきま
した。
しかし、彼女は制服でベストをいつも着ているので、なかなかそれを確認できません。
ある日、講義終了後少し残って自習をしました。そして帰ろうと丁度玄関を出た時「Y君」と呼び止められ、振り返ると彼女でした。彼女も帰宅らしく、制服ではなく白いブラウスとスカート姿でした。彼女は少し急いでいたらしく、私を追い抜いていきました。
すると、彼女の真っ白なブラウスの背中に白いレースが透けて見えています。「あっ、やっぱりスリップ」それを確信した瞬間でした。それからというもの、用もないのに事務室に行き、何気ないそぶりでその彼女のことを眺めるのが日課になりました。さらに言えば、重苦しい気分だった予備校生活が楽しくなり、毎日の通学が楽しみになりました。実際には制服のベストを着ているので、スリッ
プをみたり感じたりすることはできません。でも、「この人はスリップを着ているのを自分は知っているんだ」という気持ちが、なんとなく自分をウキウキさせていました。それとともに、徐々に成績が上がりはじめ、ついには念願の希望校に合格する事ができました。
大学に入学し、東京に出て来たのですが、初めての夏休みに帰省をした際に、予備校を訪問して見ました。その事務員の女性はまだ勤務されていて、私のことを覚えてくれていて、少し雑談をする機会を得ました。「Y君、大学生活はどう?」「そういえば、ここに通っている頃、よく事務室に来てくれてたわね。私もY君が熱心だなと思っていたのよ、希望校に合格できてよかったわね」などと言われました。
でもね、まさか私が、スリップを感じられるかもしれないから、よく事務室に行っていたなどとはとても言えません。その日は、最初からそういうことを思った訳ではなかったのですが、彼女の顔を見たとたんにその事を思い出しました。そういう目で改めて彼女を見てしま
いましたが、夏なのでベストは着ていません。その日は白ではなく薄い茶色というかベージュのような色の半袖ブラウスを着ていました。白いブラウスのようにスリップが透けて見えるということはありませんでしたが、それでもなんとなくレースが感じられるような感じでした。それを見て残念な気持ちがありながらも、なんとなく嬉しくなって帰路についた覚えがあります。今、どうされていますかね。
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