普段と違う母の姿
- ycgogo
- 2 日前
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Yです。この話も以前少し触れていましたが、また詳しく話します。
私が小学四年生頃だったと思います。
当時私達は団地の3階に住んでいました。私の住んでいた棟の向かいがわには棟が立っていなかったため、窓を開け放していても、外から覗かれるという事はありませんでした。
私の母は洋裁をやっていて、頼まれた服を自宅で仕立てていました。ミシンは窓側に置かれていて、母はいつも外に向かってミシンをかけていました。団地ですから二部屋しかなく、それも繋がっていてふすまで仕切るような間取りです。私が学校から帰ると、いつも母は外を向いてミシンをかけていました。私はいつも最初に母の背中から声をかけていました。

ある日、夏になりかけで暑くなっていました。
私はいつもと同じように帰宅するとドアを開けて、「ただいま」と言いながら家の中に入りました。しかし、いつもと少し雰囲気が違います。いつもなら「ただいま」と言うと「お帰り」と声が返ってくるのに、この日はそれがありません。居ないのかなと思いましたが、それにしては鍵があいているのも変だなあと感じました。家の中に入るとミシンをかけている母の後ろ姿が見えました。しかし、その瞬間私は少し戸惑いを感じました。
私が見たのは薄いブルーのスリップ姿でミシンをかけている母でした。そのスリップはそれまで見た事がなかった物でした。確かに、暑い日でした。窓(と言っても上から下まである

サッシでしたが)を開け放して開放的で風が心地よく入って来ていました。
母は「おかえり」といいながら立ち上がりこちらを向きました。ニコニコしながらちょっと上機嫌な感じでした。わたしは、しばらく声を出すでもなく見つめるでもなくどうしたら、いいかわからないで立ちすくんでいるような感じでした。
母はそんな私の気持ちを見透かしていたのか、しばらくポーズを取るような感じで私の前に立っています。私は明らかにいつもと違う母を感じていました。なんというか、子供ながらに母の中の女の部分を意識したような感じでした。それとともに、そのスリップ姿で私の前に立つ母の姿に「綺麗だ」という感情

と何というか「憧れ」のような気持ちが微かに芽生えたのでした。それは久しぶりに自分の中に蘇ってきた感情でした。小学校1年生で初めての身体検査の時、男の子も女の子も一緒に行われていたので(今はそういうことがあるのかわかりませんが)、女の子の白いナイロンのシミーズ姿を見て、「女の子はこんなのを毎日着てるんだ、いいなあ、なぜ自分は着られないんだろう?着てみたいなあ」と思った、その感情が再び蘇ったわけです。
私は、意を決して母に聞いてみました「どうしたのその格好は?」すると母はニコニコしながら「いいでしょ、新しいの買ったのよ」と当たり前のような答え。どうも誰かに見せたくて、でもそれができるわけでもないので、私が帰ってくるのを待って、私に見せたのではないかと思います(聞いたわけではありませんが)。それにしても

もし誰かきたらどうするつもりだったのかなあとも思いました。それまで、私が知る限り白い地味めのスリップ(シミーズですね)確かにナイロン生地のものでしたが、そういう感じのものしか着ていなかったのですが、なぜ突然こんなのを手に入れたのか。当時は何もわかりませんでしたが、誰かからもらったのか、父とのSEXが影響をしていたのか。でも、その後も私が意識している限り、色のついたものはその一枚限り(それは後年、母のタンスなどを開けてみるようになってからも明らかでした)。もし、父のリクエストなんだとしたら、そういう物が多少増えても良さそうですが。そういえば、スリップ以外にもパンティーやブラも母のものはとても地味な感じのものしかありませんでした。この時母は、ブラジャーをつけていませんでした。どちらかといえば母はぽっちゃり体型で胸も大きな人でした。そのため、スリップも胸がはち切れそうになっていて妙に艶かしかったのも覚えています。

母はその後も服を着るわけではなく、しばらくそのままスリップ姿で過ごしていました。私の反応をその後も多分みていたのだと思います。
母は常々、「下着は白よ」と言っていましたが、唯一このブルーの物が例外でした。
私は小学四年生でしたが、この瞬間が私の中に多分存在していたスリップに対する思いを強く明らかにし、その後現在まで続く私を決定づけた瞬間だったのですね。